今日のテーマですが、
「皆さんは何を目的にホームページをネット上に公開していますか」についてです。
今はネット社会です。なんらかの目的を持って多くの人が、インターネットを通してホームページにアクセスしています。
調べ物をしたり買い物をしたり、時には人と交流をしたりホームページの利用目的は千差万別です。
しかし、その行為もホームページという到着地点があればこそ・・・なんです。
まさに、そこにホームページがあるからネット検索をするのです。
ホームページを公開する立場からすると、そんな目的を持ったアクセスを集めてビジネスにつなげたいと思うわけで。
ホームページを公開する目的は、ホームページの掲載内容に共感を持った人を集めることにあります。
でも、
こんなホームページを作ったから「みんな見て!」と思っも誰も見てくれません。
インターネットの大きな誤解は、ホームページは情報発信のツールですが、特定の人にその情報を送り届ける機能はないということです。
手紙なら相手の住所がわかればこちらの意思で手紙を送ることができますが逆に受け取る側は、その送られてくる手紙を自分の意思でコントロールできないのと同じで、
ホームページにおいては全く逆のパターンになるのです。
ホームページの情報発信は作成側の意思で発信はできますが、無理やり相手をパソコンの前に座らせてあなたのホームページを見させることはできないということです。
言い換えれば、こちらは見てもらえるであろう内容を用意して、誰かが見てくれるのをじっと待つしかないということです。
だから、ホームページを見てもらえるであろう内容にする必要があるのです。
だったら?
そう。もしあなたのホームページをお客さんになりうる人に見てもらいたいと思うなら、その人が探しているものをホームページに用意しとかないといけませんよね。
しかし、今でも一部を除いて多くのホームページが自分たちの知ってもらいたい、見てもらいたい情報だけを掲載しているに留まっています。とても残念なことです。
皆さんは、何のプロですか?そのプロの情報や知識や技術は、それを必要としている人にとって探しやすい状態になっていますか?
1968年に出版されたT・レビット博士の著書「マーケティング発想法」の冒頭に 「ドリルを買う人が欲しいのは「穴」である」という言葉がありますが、
ドリルの説明に終始終わっていませんか?
「ドリルの穴」が欲しい人は、どんなものに穴をあけたいと思っているのでしょうか。鉄ですか?ステンですか?木ですか?厚みは?と考えていくとドリルの説明だけでは足りませんよね。時には穴をまっすぐに開ける方法なんかも必要なのかも知れません。
人の必要なタイミングはその時々によって、様々な要望となります。人はその都度、その要望を満たすためにインターネットで検索をして解決したいと思っています。
「皆さんは何を目的にホームページをネット上に公開していますか?」
改めて、皆さんのホームページを見直していただくきっかけになると幸いです。そして、これからホームページを立ち上げたいと思っている方にとって参考になれば幸いです。
インターネットは超レッドオーシャンの市場です。今あるビジネスチャンネルの他にインターネットにチャンネルを求めるならば、まず利用者の立場を追及したコンテンツ作りをおすすめします。